2019 年 1月 23日
おかげさまで東京ソワールは
創立50周年を迎えました
東京ソワールのあゆみ
1954
1954年(昭和29年)
創業者 児島絹子が東京世田谷に
オーダーメイドの高級婦人服店として
「ソワール洋装店」オープン。
児島絹子の理念
姫路の呉服屋の娘であった児島絹子は、幼い頃から 「喪服というのは一格上。黒の色は良いか悪いか一目でわかる。帯は着物より一格上を合わせるもの」と聞かされてきました。洋装店で黒を手掛ける中で意識したのは、「和服の黒の価値を理解した上で洋服に取り入れること」「オートクチュール出身ならではの、普段着ではない一格上の品の良い高い技術の洋服を作ること」という理念でした。
1969
1969年(昭和44年)
「株式会社東京ソワール」設立。
日本で初めて和服に代わる喪服
(ブラックフォーマル)を開発。
1970
1970年~
Aラインのスーツ
クラシックな襟と刺繍、Aラインのシルエット。ミニ全盛の時代背景を受け、着丈は88cm。
当社がブラックフォーマル専業であったころのコンパクトなアンサンブルスタイル。
1973
1973年~
プリーツ使いのワンピース
襟と袖に異なるプリーツを取り入れ着用時の美しい動きを計算したワンピース。舶来の素材で仕立てた上等でエレガントな装いは大人気のロングセラーとなった逸品です。
1975
1975年(昭和50年)
浅丘ルリ子と契約、テレビCMを中心に宣伝開始。
1975
1975年~
白襟ワンピース
卒入学式の装いとして高い人気を得たワンピース。当時のアイドル歌手、山口百恵さんのイメージとも相似したことから、多くの女子大生が卒業式に着用。ブラックフォーマルの新たな需要を拡げた一着。
新しいフォーマル文化の発信も
ソワールから
フォーマル売場に併設されるアクセサリーコーナー。今では当たり前の光景ですが、洋服と
アクセサリーのコーディネート販売は東京ソワールが導入した仕組みです。
それまで、百貨店内の売場は洋服とバッグやアクセサリーは別々の売場で販売していました。
1976年(昭和51年)、東京ソワールは「ウェアとのトータルコーディネート」をご提案。
フォーマルアクセサリーの開発とともに、フォーマルの新しい選び方のきっかけを作りました。
1978
1978年~
総プリーツアンサンブル
サイドプリーツをジャケットとワンピースに施した軽やかなアンサンブル。
胸元のチュールレースがポイント。
素材は梨地ジョーゼットでエレガンスな女性らしさを表現。
1978
1978年(昭和53年)
本社を現在の東京都港区南青山に移転。
1979
1979年(昭和54年)
設立10周年を記念して、
「全日本フォーマルレディコンテスト」を実施。
東京と大阪で
「ショーでつづるパリモード200年」を開催。
1980
1980年(昭和55年)
カラーフォーマル本格事業化着手。
1980
1980年~
白襟スーツ
白襟が取り外しできる清楚なスーツ。
浅丘ルリ子さんをモデルに起用しポスターを制作。
爆発的なヒットで卒入学式に「華やかなブラックフォーマル」を着用するきっかけとなる。
1982
1982年~
プラスオンフォーマル
ミディ丈のドレスにロングスカートを組み合わせ。
着用シーンを広げた「プラスオンフォーマル」。
当時、このアイデアが大きな話題となり大ベストセラーにつながる。
素材はちりめんジョーゼットで色は、紺・ベージュ・エンジ色。
新フォーマルブランドの発表
東京ソワールは多くのブランドを手掛け、
日本の「フォーマルウェア」を創造してまいりました。
1983年(昭和58年)
ジバンシィ ハイフォーマルはその先駆けとなる1ブランドです。
以降も自社ブランドの開発やハイブランドとの提携など等、
レディースフォーマルウェアのトップメーカーとして新しい流れをご提案し続けています。
1988
1988年(昭和63年)
東京証券取引所市場第二部に上場。
1991
1991年(平成3年)
川崎商品センター増築工事完了による物流体制の拡充。
1998
1998年(平成10年)
ファーストフォーマルテレビCM
キャンペーンスタート
1999
1991年(平成11年)
株式会社設立30周年。
「母と娘のファーストフォーマル」
キャンペーン実施。
2000
2000年(平成12年)
ホームページ開設。
2006
2006年(平成18年)
TOB(公開買付)による
自己株式取得の実施を始める。
「ランバン ノワール」「ピエール・カルダン」等より
モードな感覚を取り入れたコレクションを展開。
2007
2007年(平成19年)
オンラインショップ「Formal-message.com」開設
中国シェンニー社とのライセンス契約締結
2009
2009年(平成21年)
株式会社設立40周年
2010
2010年(平成22年)
イオンレイクタウンに
「フォルムフォルマ」
1号店オープン。
2013
2013年(平成25年)
株式会社ワールドとの
ライセンス契約ブランド
「INDIVI」を発表。
2014
2014年(平成26年)
株式会社設立45周年。
お客様への日頃のご愛顧を込めて
『ありがとう』 キャンペーンを
2回(春と秋)実施
2015
2015年(平成27年)
J∞QUALITY企業認証を取得。
2016
2016年(平成28年)
企業マスコット「ソワレちゃん」の
着ぐるみにより、
幅広い世代へ企業PRを実施
2017
2017年(平成29年)
創業者・児島絹子、
フォーマル文化の新規産業功績により藍綬褒章受章
現在
50周年を迎えた今も、
変わらぬ丁寧な洋服づくりを。
伝統を大切に守りつつ、
様々な活動にも取り組んでいます。
50周年記念ロゴについて
こちらのロゴは、インドネシア・ジャカルタ在住のデザイナー兼カリグラファー
Veronica Halim(ヴェロニカ・ハリム)氏に
よるものです。
流れるような書体が美しいカリグラフィーには数種類の書体があり、
東京ソワール50周年ロゴは「モダンカリグラフィー」という書体で表現されています。
厳密なルールにとらわれることなく、自分らしい自由なスタイルでアレンジを楽しむことができる、
それがモダンカリグラフィーの特徴です。
ブラックフォーマル文化を創造し
時代を牽引してきた東京ソワール。
今までのご愛顧に感謝すると共に、これからも自分らしさを大切に生きる女性を応援していきたい。
50周年を迎え、そんな思いから記念のロゴが
誕生しました。
Veronica Halim(ヴェロニカ・ハリム)氏
インドネシア・ジャカルタ在住のデザイナー&カリグラファーであるVeronica Halim(ヴェロニカ・ハリム)氏は
自然界の有機的な形やパターンに深く影響を受け、流れるような美しいカリグラフィーを生み出しています。
豊かな表現力と繊細さに加え、グラフィックとしての質の高さも兼ね備えた書体スタイルは多くの人を魅了し、グローバルに活動の場を広げ世界的にも高く評価されています。