製品情報 企業情報 お問合わせ Top

Recommended


Hot Topics注目記事

キービジュアル

フォーマルウェアを長持ちさせるために
クリーニングの知識を。


フォーマルウェアはアフターケアも大切。アフターケアを適切に行うことで、長い間美しいままの状態で着用いただけます。

今回は一番身近なアフターケアである、クリーニングを中心にお話しします。

また、フォーマルウェアをクリーニングに出す際に気を付けるポイントなどにも触れていきます。

1.クリーニングとは


クリーニング店で行なう【商業クリーニング】のことを一般的にクリーニングと呼んでいます。クリーニングには「ドライクリーニング」と「ウエットクリーニング」があります。

商品の『品質表示(ケアラベル)』の取扱い表示記号が、「家庭洗濯×」になっていたら、クリーニング店にお任せしましょう。

▲この表示があったら、家庭洗濯は控えてください。

▼『取扱い表示』はどうやって決めているの?

東京ソワールでは、デザイン・素材(糸の種類/織り)・裏地・加工・副資材などを考慮して、生産担当/品質管理担当/MDが商品ごとに取扱い表示を決めています。

フォーマルウェアは生地の風合いをとても大切にしています。
特殊な加工が施された素材やフリルなどをあしらったデザイン性が高い衿、ボタン、ファスナー、接着芯や肩パットなど、さまざまな種類の副資材が使われております。
そのため、ウェアの組成が『ポリエステル100%』だから自宅で洗える、というわけではありません。

ポリエステル自体は洗える素材ですが、例えば裏地がキュプラであったり、商品全体を考えたとき「ご購入されたときのデザイン、縮みや伸びがなくサイズを保つことができるかどうか」などを前提に、取扱い表示を決めているので、品質キープのためにもこの表示を守っていただきたいです。

2.ドライクリーニングとは?


石油系溶剤やパークロロエチレンなどの有機溶剤を使用して、クリーニング店で行う衣服の汚れを落とす洗濯処理方法のことをいいます。

ドライクリーニングのメリットは

①型崩れしにくい

②生地の風合いが変わりにくい

③油性のよごれを落とすことに適している

逆にデメリットは、汗など水溶性の汚れが落ちない事です。

水溶性の汚れに関しては水洗いの方が適していますが、ウールやレーヨン、麻などは水洗いすると型崩れを起こしたり、縮んだりすることがあります。

素材によって、最適な取扱い方法が違うので注意が必要です。

フォーマル素材について

フォーマルウェアによく使われている素材は
・合成繊維のポリエステル
・パルプから精製した半合成繊維のトリアセテート

裏地には
・コットンリンターから精製したキュプラ

大きくはこの3種類になります。


パルプやコットンリンターから精製されたセルロース系の素材は、水洗いをすると型崩れやシワが発生することがあるため、水を使用しない『ドライクリーニング』が適しているといえるでしょう。

またパルプを原料としたトリアセテートは「洗える素材」ではありますが、
・高級であること
・光沢感のある風合いが特徴
・水が浸透しづらい
以上より水洗いはお勧めしておりません。

しかし最近は、糸の加工により家庭洗濯が可能になったり、クリーニング店で行う特殊な水洗い「ウエットクリーニング」が出来るものもあります。 『品質表示(ケアラベル)』をよく確認しましょう。

フォーマルウェアのアフターケアは「長く美しくお召しいただくため」がキーワードです。

商品の『品質表示(ケアラベル)』を参考にしながら適切なお手入れをして、お気に入りのフォーマルウェアを美しいままの状態で長くご着用ください。


ページ上部へ