学習Week!ウォッシャブルについて

フォーマルウェアは、アフターケアも大切。

★ウォッシャブルについて
前回は、ドライクリーニングと素材のお話しをしましたが、今回は、「ウォッシャブル」。
夏の暑さ、ケアの手軽さから売場にも増えてきました。

ウォッシャブルは、「ご自宅で洗える」ということです。
私たちの普段着ているものは、家で洗えるものがほとんどです。
高級なフォーマルウェアにもその機能が欲しいと思うのは、当然のことかもしれませんね。お通夜や告別式など、着用シーンが重なったときも便利です。
クリーニング代がかからない、クリーニングに出す手間もいらない、といいことずくめです。

基本は裏地・表地ともにポリエステルです。
今までお話してきたように、フォーマルウェアの生地は風合いを大切にするためにとても繊細に創られています。
ブラックフォーマルは濃染加工という黒く染める加工を施していますから、色が落ちにくい(落ちないとはいってはいけないので・・・)のです。
その繊細さを保ちつつ、「洗える」という機能がついたのですから、すごいことなのです。

最近は、トリアセテートのウォッシャブル、絽織りのウェッシャブルなども商品として生まれています。
これらはソワールと生地メーカーの努力の結晶です。
(日々進化していく繊維の品質に、感動しております)

ウォッシャブルとはいえ、普段着のように洗濯機にポーンと入れるわけには行きません。
ご自宅洗いのポイントです。
1. おしゃれ着洗いの洗剤を使う。アクロンやエマールなど。
洗濯の洗剤は「白い仕上がり」がウリの洗剤は漂白剤が入っていることもあります。
色落ちに繋がるので厳禁。

2. 洗濯ネットに入れて、できるだけ単独で洗う。生地の擦れや痛みを防ぐためです。

3. 30度以下のお水に洗剤を溶かして、押し洗いするか、または洗濯機のドライコース・おしゃれ着コースで洗います。
あまり生地に付加をかけないのがポイントです。

4. 軽く脱水、またはタオルドライ(タオルで水分をふき取る)します。

5. ハンガーにかけて、陰干しします。軽くカタチを整えましょう。
ハンガーは針金ハンガーより、肩に厚みのあるものの方が良いです。

6. アンサンブルの場合は、別々に干しましょう。

7. アイロンは取り扱い絵表示の温度でふんわりと。
生地のテカリに注意して、必要な部分にかけましょう。

季節の終わりには、信頼できるドライクリーニングでメンテナンスすることもお勧めです。
お客さまには売場にウォッシャブルのリーフレット(御案内)があれば、必ずお渡ししましょう。

フォーマルウェアはデリケートな商品ですので、「ウォッシャブルも丁寧に」がキーワードです。

次回はクリーニング(高級・デラックス・ロイヤル)のポイントと優良なクリーニング店の選び方についてです。

〜 お願い 〜
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