結婚式・披露宴 50代叔母のフォーマル


★若々しく着たい?でも「上品さ」は必要!


結婚式に「洋装で来て欲しいと言われた」と、フォーマル売り場を訪れる方が増えてきました。
最近、フォーマル売り場の洋服は「地味で着たくない」という方がいらっしゃいます。確かに、少しでも〝若々しい装い″を求めるのは誰もが同じだと思います。
けれども、若い頃と違い体型をカバーする必要もあります。さらに叔母の立場となれば、ある程度の「高級感」と「上品さ」が求められます。
ではこのようなファッションに敏感な「今どきの50代女性」は、どのようなフォーマルを着ればよいのでしょうか。

★結婚式で叔母は何を着ればいいの?

結婚式は、普段の装いと異なり「フォーマルウェア」を装うためのルールがあります。フォーマルのルールを知れば、「この服で大丈夫?」と迷うことが少なくなります。
結婚式フォーマルのルールとして、最近ネットには「ドレスは袖のあるものが正式で、ジャケットやボレロは羽織らない」との情報があります。
それは、正礼装(ロングアフタヌーン)が「ローブモンタント」という衿元のつまったロングドレスを原型としているためだと思われます。
ローブモンタントとは、先日の「退位礼正殿の儀」や天皇陛下のご退位をお祝いする「一般参賀」で女性皇族がお召しになられた洋服のことをいいます。したがって、結婚式の装いにそれを当てはめるのは少々無理があります。
また、日本は着物の文化です。その日本で結婚式を執り行う場合は、黒留袖に匹敵する洋装が必要です。そのため、黒のフォーマルドレス(スカート)を黒留袖と見立ててフォーマルジャケットで装うスタイルが定着しています。

★オシャレな服は略礼装?

一般にフォーマルウェアは、一番基本のかたち(正礼装/ロングアフタヌーンドレス)をベースに、デザインが加わったり素材が変化したりすれば少しずつフォーマル度が下がります。
ようするに、ファッション性が加わりオシャレになるほどフォーマル度は低くなるということになります。(フォーマル売り場の洋服が、普通すぎて物足りないと思われるのはそのためです)
したがって若々しくてオシャレな「ファッションブランドのワンピース」は略礼装で、フォーマル売り場の「ワンピース」や「ジャケット+スカート(ドレス)」は準礼装と区別しています。

★フォーマル小物の合わせ方★

装いの総仕上げとして、ネックレスとフォーマルバッグは必要です。そして洋服と同じように、小物にもフォーマルのルールがあります。
たとえば、デザイン性のある「ファッションブランドのアクセサリー」は略礼装です。
フォーマルな洋服にカジュアルな小物を合わせると、フォーマル度が下がるのであまりお勧めできません。

★叔母の立場50代は「地味な装い」ではなく、「上品な装い」にすれば間違いがない
50代女性が着る結婚式のフォーマルは、「なんだか地味で、着たくない」と思う方がいるかもしれません。
けれども、ファッショナブルな装いは「フォーマルな装いにならない場合がある」と心得た方がよさそうです。決して無理に着たくない洋服を選ぶ必要はありませんが、「叔母の立場に相応しい装いか」を考えることは大切です。
結婚式の装いは、場を華やかにするのが一番の目的です。上品に装って、お祝いの気持ちを装いに託しましょう。


~カトウハルミ~

慶びの日の装い フォーマルウェアガイド

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