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2013年 新卒入社 営業

澤 貴之

INTERVIEW #4

パートナーシップでお客様に自社製品を届ける百貨店営業という仕事

東京ソワールで百貨店営業職として活躍する澤貴之さん。百貨店営業の仕事内容は百貨店との商談だけでなく、販売スタッフのマネジメントから売場の運営まで多岐にわたります。

今回は澤さんに百貨店営業の魅力、やりがい、適性、ご自身の今後のキャリアイメージなどについて話していただきました。

どんな仕事でも通用するスキルが身につく、営業という仕事

澤さんは、「営業の仕事は、お客様との関係構築力や調整力だけでなく、戦略的な思考や情報取集力、課題発見力など、ビジネスに必要なスキル全般が身につく仕事」と言います。澤さんが百貨店営業としてどのような仕事をしているのか、詳しい内容について聞きました。

百貨店営業とは

  • 百貨店営業とはどのようなお仕事でしょうか。
    澤:

    百貨店営業は、簡単に言うと百貨店を通して自社製品を販売する仕事です。百貨店様に商品を売って終わりではなくて、売場での販売にも関わります。

    客層や季節に応じて売れ筋商品を提案することから始まり、売場のレイアウトづくりにも携わります。例年の動向などを分析しながら、その店舗に必要な商品を展開したり、イベントに向けて違う軸の商品を紹介するなど、さまざまな角度で商品展開や運営を考えるので、マーケティングのような側面もありますね。

    そのほか、販売スタッフの採用や指導、店舗間の異動など、会社の人事のような権限が各店舗の営業に与えられています。販売スタッフのサポートや教育を担う部分もあるので、営業としてのスキルだけでなく、マネジメントスキルも身につけられる仕事だと思います。

  • 百貨店営業の醍醐味や面白さについて教えてください。
    澤:

    百貨店への営業以外にも、さまざまな場面で活躍できる点が面白さにつながっていると思います。

    例えば、店舗のニーズにあった商品の投入が売上につながったときや、販売スタッフの皆さんと一緒に販促やキャンペーンに取り組んだ結果、売上目標を達成できたときの喜びは格別ですね。直接の顧客である百貨店様だけでなく、販売スタッフや商品を購入されるお客様にも関われる点は、この仕事の魅力の一つだと思います。

    また、販売の現場で吸い上げたお客様のニーズを、企画部門に提案することもあります。自分のアイディアが反映された商品を百貨店様にプレゼンし、販売スタッフと協力して売っていくのもこの仕事の面白さだと感じます。

  • 直営店との違いは何でしょうか。
    澤:

    弊社には直営の店舗もありますが、来られるお客様の大半は東京ソワールをすでに知っている方々です。一方、百貨店では、他社商品も並ぶ売場で弊社の商品を選んでいただかなければなりません。そのためには、どれだけお客様の求めている商品を置いてもらえるかが売上をつくる一つのポイントになります。

    また、直営店では商品数やレイアウト、販促を自由に決められますが、百貨店の売場では他社との競争に勝つために、新しい販促やサービスの提案を通して、有利な売場展開をできるように交渉する点も大きな違いです。

百貨店営業として活躍するために

  • 百貨店営業の仕事ではどのようなスキルや適性が求められますか。
    澤:

    百貨店営業は社内外の多くの人と関わる仕事なので、何よりもコミュニケーション力は欠かせないと思います。聞き集めた情報を整理して自分なりに解釈する力も大切ですね。

    また、販売スタッフの皆さんと私たち営業がお互いに尊重し合い、協力し合える人間関係を築けないと、売場の運営はうまくいきません。売場全体のチームワークを築き、周囲を巻き込んでいく力も大切だと思います。

    チームで目標達成を目指したり、人と関わったりするのが好きな人は百貨店営業の適性があると思います。

百貨店営業を極める!1つの職種を掘り下げるキャリア形成

澤さんは、百貨店営業として10年以上のキャリアがあります。1つの職種を追究した結果、得られたものや若手時代の失敗、上司から学んだことなどを聞きました。

豊富な経験が百貨店営業としての強みに

  • 関西と東京本社でそれぞれキャリアを積んでいますが、地域による違いはありますか。
    澤:

    関西で8年、東京に異動して2年になりますが、関西と関東では、営業としての仕事はほぼ変わりません。

    ただし、売れる商品や売れる時期に関しては違いを感じます。関西で売れないものが関東ではよく売れていたり、素材によって商品の売れ方が違ったり、売れるシーズンそのものが違うなど、驚くことも多くあります。

    こういった地域差に気付いたことも、今後の商品展開やマーケティングのヒントになりました。

百貨店営業のやりがいと今後の成長

  • 「百貨店営業をやっていて良かった」と思えるのはどんなときですか。
    澤:

    やはり売上に直結する職種なので、売場や会社自体の売上目標を達成したときには、非常にやりがいを感じます。とくに百貨店営業では売場の運営が大切なポイントなので、販売スタッフとチームが一丸となって工夫を凝らした結果、目標を達成できたときの喜びは本当に大きいですね。

    また、購入されたお客様から「東京ソワールの商品を買って良かった」というお言葉をいただくことがよくあります。営業という立場では店舗に来られるお客様と直接お話しする機会は多くないので、満足や感謝のお言葉はとても心に響き、「この仕事をしていて良かったな」と感じます。

    最近はフォーマルウェアのオンライン販売も増えていますが、百貨店は直接お客様に寄り添った対応ができる場所です。オンラインショッピングが普及している今だからこそ、きめ細かな接客で、来店されたお客様の満足度を最大化することが重要だと日々考えています。

  • 今後どのように成長したいというイメージはありますか。
    澤:

    現在、百貨店の店舗担当としてだけではなく、系列店舗全体をまとめる本部も担当しています。したがって、今後はチームの統率力やマネジメントスキルをより伸ばしたいです。

    私たちの仕事はチームで進める側面が大きいので、社内外問わず多くの人とコミュニケーションを取り、強いチーム力を築き上げることが重要です。チームを構築する上で、客観的な視点から的確なアドバイスをし、より強固なチームワークをつくれるようになることが当面の目標ですね。

    自分自身、営業を始めて間もない頃は担当店舗のイベント集客がうまくいかず、売上につながらなかったことがありました。すごく落ち込んで会社に戻ったときに上司が声をかけてくれて、うまくいかなかった原因やどうすれば改善できるかを、一つずつ一緒に考えてくれました。そのおかげで仕事の失敗は次に活かせば良いんだと、前向きに考えられるようになりました。

    今では私も人をまとめる立場になり、当時の上司のような存在になりたいと思っています。

パートナーシップで自社製品をお客様に届ける仕事

最後に、百貨店営業の仕事への想いを聞きました。当初は女性向けフォーマルウェアの営業という仕事に不安もあったようですが、どのように考え方が変わったのでしょうか。

澤さんご自身の経験を踏まえ、就職活動をしている方に向けた言葉もいただきました。

  • あらためて、澤さんにとって百貨店営業はどのような仕事ですか。
    澤:

    百貨店様、販売スタッフとの信頼関係を築き、お客様に喜ばれる商品をお届けするのが百貨店営業の本質的な役割だと考えています。

    私は営業職メインで就職活動していましたが、東京ソワールの営業に興味を持つと同時に、女性向けの商品を担当することに一抹の不安を感じたのをよく覚えています。「男性では女性の悩みや商品に関する疑問にうまく対処できないのでは?」と考えることもありました。

    ただ、営業として経験を積むにつれて、男性の自分が着用できないからこそ、女性向け商品の魅力を客観的に伝えられるメリットがあることに気付きました。

    現在営業職への就職を検討されている方の中には、かつての私と同じように、不安を感じる方もいるかもしれません。

    しかし、「女性のファッションはわからない」という方もあまり心配はせず、ぜひこの世界に飛びこんでいただきたいです。フォーマルウェアは、お客様の人生の中でも大切な場面で必要とされるファッションアイテムです。

    ぜひ私たちと一緒に、多くのお客様の想いに寄り添えるように、フォーマルウェアをお届けする仕事をしましょう。