Formal note
BLACK FORMAL
05 知っておきたい葬儀のエチケット
悲しみの日のメイクアップ
ナチュラルメイクを心がけましょう
落ち着いたメイクにしなければならないのはもちろんですが、ノーメイクなのも失礼。
清潔感を心がけたナチュラルメイクをしましょう。つやと色を抑えて落ち着いた雰囲気にすることがポイントです。
髪型はシンプルに。
髪型はボリューム抑えてシンプルに纏めて、礼拝の時に邪魔にならないようにします。
もし、髪飾りを使うならばつやの無い黒のヘアアクセサリーを選びましょう。
拝礼
仏式
仏教式の拝礼では、一般的に通夜に焼香をあげ、告別式には抹香をたくことが多いです。
焼香の仕方
・順番が来たら、祭壇の手前で遺族・僧侶に一礼したのち霊前に進み、遺影に深く一礼を。
・念珠は左手にかけて、右手で抹香をつまみ、左手を添えて目のあたりまでかかげ、香炉に少しずつくべます。
・一般には2~3回焚きますが、人が大勢待っている場合は1回に。
・心を込めて合掌し、もう一度深く礼を。
・祭壇から数歩下がって遺族・僧侶に会釈し、席に戻ります。
・線香をあげる場合も基本は同じです。線香の煙は左手で仰いで消します。呼吸を吹きかけて消してはいけません。
神式
神式の拝礼では玉串を捧げる儀式があります。
玉串を捧げる
・右手で上から枝元を持ち、左手で下から葉先を少し上げて受けます。
・祭壇の手前で玉串を水平に時計回りに90度回し、左手と右手を持ち替えます。
・持ち替えた手のまま180度回し、枝元を祭壇に向け玉串をささげます。
・一歩下がって遺影に二礼し、音を立てずに二拍手、再度一礼します。
キリスト教
キリスト教の拝礼では、献花をします。
献花の仕方
・花が右側に来るように受け取り、根本を霊前に向けて献花台にささげます。
※これは特に決まった作法ではないので、心を込めてお花をささげれば良いでしょう。
不祝儀袋のマナー
・お札はなるべくしわの無いきれいなものを用意しましょう。しかし、不幸を予期したともされる新札は避けましょう。
・弔事のときの表書きは薄墨で書きます。
・不祝儀袋の裏側は、上側を下に被せます。
これは「目を伏せて悲しみをあらわす」という意味になり、「悲しみの下向き」と覚えます。
・表包みの裏側には、住所・氏名・金額を書きます。内袋にも同じように記載しましょう。
・仏教なら黒白または銀の水引い蓮の花の印刷された袋に「御香料」か「御香典」、キリスト教ならば十字架の印刷された袋に「御花料」、神式ならば黒白または銀の水引の無地の袋に「御玉串料」と書きましょう。
・「御霊前」は宗教に関係なく使うことができます。
ご香典の目安
「慶事より弔事に厚く」といいますが、金額よりも心遣いのことを考えましょう。
お香典は、分不相応に多いと逆に先方に気を使わせてしまいます。自分の立場やお付き合いの程度を考え、最初に思い付いた金額より少し多めに包むといいでしょう。
ご香典の金額参考リスト
相手 | 金額 |
親戚 祖父母 | 1万円 |
親戚 両親 | 3~10万円 |
親戚 兄弟・姉妹 | 5,000円~5万円 |
親戚 おじ・おば・おい・めい | 5,000円~3万円 |
親戚 いとこ | 5,000円~1万円 |
上司の関係者 | 3,000~5,000円 |
同僚の関係者 | 3,000~5,000円 |
友人・知人 | 5,000円~1万円 |
隣人 | 3,000~5,000円 |
その他 お世話になった人など | 3,000円~1万円 |