世辞が言えて一人前

「こんにちは」「こんばんは」。

挨拶の語尾が「わ」でなく「は」で終わるのは、その後にひと言、相手の様子を気づかったり天気の話をしたりして次の会話につながる言葉、つまり世辞を付けた名残です。

通りすがりで、ただ挨拶を交わすだけでは会話につながらない。「寒くなりましたね」「暖かくなりましたね」何気ない言葉を差しはさむことで、お互いが立ち止まり会話が始まります。こんなきっかけつくりの言葉を「世辞」といいました。

「お」がついて「お世辞」となると、心にもない話になってしまいますが、本来は違う使い方だったのです。

「いらっしゃいませ!本日はお天気も良くて何よりでございますね」商人はお客様に機嫌よく買い物をしていただけるのが一番です。お客様も機嫌よく買い物が出来るとまた、ご来店につながります。

「いらっしゃいませ」「ありがとうございました」の定型的な挨拶だけでなくプラスのひと言があって、お客様も「自分のために…」という満足感が生まれそうですね。

そういえば「裏木戸に立てかけせし衣食住」少し前の営業セミナーで聞きました。

裏/裏話、木/気候・季節、戸/道楽(趣味)、に/ニュース、た/旅、て/テレビ、か/家族、け/健康、せ/世間話、し/仕事 、衣/ファッション、食/食べ物、住/住まい。

営業さんもお客様との関係性を強める為に、どんな話でも出来るように用意していたのですね。

初対面のお客様には、気候の話が無難ですが・・・江戸商人は、お客様の状況に合わせてさりげなく世辞が言えるように努力したのですね。

あなたはどんな世辞を用意しますか?

岸 正則

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