江戸しぐさ「お迎え言葉、見送り言葉」と「お迎え三歩、見送り七歩」

ひと昔前(いまでも・・?)お客様がお見えになるという日は、朝からお客様を迎える部屋や玄関、器などにも気を使ってきれいにしていましたね。

加えて家の前の道路などもきれいに掃き、水を打ってお待ちする・・・そんな場面が見られました。

お店にいる人たちも、お客様に判りやすいように品物を並べ、きれいに掃除をして、効果的な展示の仕方をされている・・・それって当たり前ですよね。

その売り場にいるあなたはどんな姿勢でお客様をお待ちしますか?

東京・浅草の並木藪蕎麦は、お客様が格子戸に手を掛け、足が店に入るかどうかというタイミングで「いらっしゃいませ」の声がかかる。お帰りの際は、お客様が勘定を済ませ、戸に手をかけた瞬間「ありがとうございました。またどうぞお越しください」と声を掛けるといいます。

お迎え言葉と見送り言葉が一対になっているのです。

またいろいろなお店、百貨店では、お客様をお迎えする時の状況を振り返ってみると、お客様の来店時には、いつしかお客様をお迎えする為、二~三歩お客様に向かい自然に足が動いています。また、お勘定を済ませたお客様をお見送りする時も、感謝の気持ちでお客様とお話ししながらなぜか、お迎え時より長く一緒に歩いています。

そんなしぐさを「お迎え三歩、見送り七歩」と言います。特にお帰り時の印象次第でまたこのお店に来たい!と思って頂けるようです。

お客様への感謝の心に言葉としぐさがマッチングする時って、きっとお客様に伝わりますね。

岸 正則

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