学習Week! 素材について

東京ソワールFA(販売員)の皆さま
コロナウィルスの影響で特別休暇の方向けに、ブログを配信することにしました。
こんなときだからこそ、私たちの大好きなフォーマルウェアについて学んでいきましょう。

今回は素材について
絹・ポリエステル・トリアセテート・アセテート・レーヨン・綿・麻など、これは糸の名称です。
この糸が、「縦の糸・横の糸」と織られて「布・生地」になるのです。

お客様から「このブラックフォーマルの生地はなんですか??」と聞かれたときに、「ポリエステルです」では30点。
「濃染加工を施したポリエステルで織りました平織りです。お宅で洗える機能があります。」とお応えして100点です。

フォーマルウェアはお値段が高いです。その理由はこの素材に理由があります。
私たちは、お客さまが求める情報以上の知識をもってご案内をしたいですね。
パターン表などでは、品質の欄に記載されているのが、糸の種類です。
これからは、フォーマルによく使われる糸についてお話していきます。

トリアセテート
トリアセテートは「半合成繊維」。
植物や動物からとれる原料を使って化学的に処理し合成した繊維に分類されます。
詳しく言うと、「木材パルプを原料としたセルロース(繊維素)に酢酸を科学的に結合した」繊維です。
簡単に言うと、パルプを原料としているために、組織がデコボコしていて①黒い色がきれいに染まる②吸水速乾性が高い③軽い④涼しい(空気を通すので冬の着心地も良い) という特徴があるということです。

トリアセテートを創っている会社さんのお話しでは、主に中東で流通しており、「アバヤ」という女性の民族衣装にも使われている素材なのだそうです。
砂漠地帯の強い日差しから全身の肌を守り、風通しも良く昼も夜も快適に過ごせる。
またドレープ性も高く、デザイナーさんの想いを表現し易い素材でもあります。

ネガティブな点は、①ポリエステルに比べて華奢②お値段が高い、ということ。
とはいえ素材としては、トリアセテートが単体で商品となっていることは少なく、ほとんどがポリエステルなどと混紡・合撚になっていますので、そんなに華奢で使いにくいことはありません。

ただ、糸の世界は「高級になるほど取り扱いが難しく、お値段が高い」という特徴があります。
大切にご着用いただきたいことは間違いありません。
お値段が高い!!は、価値ある素材だということです。
ブラックフォーマルにとても適した素材だと思いませんか??
夏は涼しく、冬は暖かく、デザイン性も高く、着心地もよく、気品高い素材です。
オトナになったらそろえたい一着ともいえますね。
商品の品質表示タグを確認して下さいね。


ランバン ノワール


ソワール ベニール

Q トリアセテートは光沢がありますが、喪服でも大丈夫ですか?
A 売場にある商品は、喪服として着用いただけるようにお創りしています。
トリアセテートの光沢はシルクのような高級感でもあります。
光沢というよりは、高級感と感じていただけるようにアドバイスして下さい。

〜 お願い 〜
転写、活用される場合は、ご一報の上「東京ソワール」のクレジットを入れてください。尚、ご質問・お問い合わせなどがございましたら、お気軽に「お問い合わせフォーム」からご連絡ください。

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