学習Week! 素材についてⅢ

東京ソワールFA(販売員)の皆さま
コロナウィルスの影響で特別休暇の方向けに、ブログを配信することにしました。
こんなときだからこそ、私たちの大好きなフォーマルウェアについて学んでいきましょう。

今回は裏地について
いつも脇役に徹している裏地。
結構いい仕事をしているのです。
スーツやコートなど高級な衣類には無くてはならない存在。
おとなしいけどいないと困る!! そんな存在です。

さて、その裏地の役割は
1.表地を守ってくれる 2.シルエットをきれいに見せる 3.脱いだり着たりがラクになる  4.肌あたりがやさしい 5.着心地がよい などです。

フォーマルのお値段の差は、裏地にも秘められているのです。
その裏地で使われる素材の代表が、ポリエステルとキュプラです。

キュプラの裏地
植物や動物からとれる原料を使って化学的に処理し合成した繊維に分類されます。
詳しく言うと、「綿、コットンリンターを原料としたセルロース(繊維素)を科学的に結合した」繊維です。

メリットは
①吸湿性、放湿性がある ②静電気が起きにくい ③やわらかくしなやかで、ドレープ性がある ④すべり性(袖が通し易い)が高い、という点です。

デメリットは
①洗濯時にシワになりやすい ②縫製が難しい ③お値段が高い、ということ。

けれども、肌触りのよさ、汗を吸ってくれる、静電機が起きにくいなど、有り余るメリットがあります。
夏の暑い日に、ワンピースの背中に裏地が張り付きにくい。
冬は静電機が起きにくいのでスカートが足にまとわりにくい。冬もふわっと暖かい。

お値段が高い!!は、価値ある素材だということです。

ベンベルグは、キュプラの一種、旭化成のブランドもののキュプラです。
多くのラグジュアリブランドで使われている高級裏地なのです。
商品のタグのベンベルグをチェックしておきましょう。

ポリエステルの裏地
ポリエステルについては、前回お話をしました。
その特徴の中に「様々な加工が出来る」というものがありましたね。
お値段の安いポリエステル裏地は、カシャカシャしたり、足にまとわりついたりし易いものもあります。
最近は、この加工が出来るというメリットを生かして、機能的な裏地が生まれています。

例えば、通称「夏裏地」「清涼裏地」と呼ばれる、細い糸で織られた薄い生地で、ワンピースの上身頃に使われています。
また、リエステルは洗えるので、ウォッシャブルの商品などにも、使われています。

それぞれの商品の特徴を活かして、表地を支えているのが、裏地です。
長い時間お召になったり、気の張る場でお召になることの多いフォーマルウェアも、裏地が着心地を支えてくれています。

お客さまにも、この機能性について、お伝えしましょう。

〜 お願い 〜
転写、活用される場合は、ご一報の上「東京ソワール」のクレジットを入れてください。尚、ご質問・お問い合わせなどがございましたら、お気軽に「お問い合わせフォーム」からご連絡ください。

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