江戸しぐさ~傘かしげしぐさ ~

雨の降った日、狭い道路や歩道橋の上で他の方とすれ違う時に無意識のうちに発揮される「しぐさ」です。

相手の方とすれ違う時、反対側に傘を傾けて雨などのしずくが相手の方にかからないようにするしぐさをいいます。相手の方が雨に濡れないようにするチョットした配慮、思いやりですね。

昔の方は、すれ違う際にはお互いに会釈を送ったそうです。「感謝」の会釈です。

雨の日でも、そんな事があれば一日中心が温かくなりませんか?

また、せっかく「傘かしげしぐさ」が出来るのでしたら、濡れたままの傘を開くときや傘をたたんでしずくを切る時なども同じように、周囲の方へ配慮しましょう。

そんな「しぐさ」を周囲の方はきっと好感を持ってくれますよ。

そうそう、傘を持って階段を上る時やエスカレーターに乗る時など、特に注意しましょう。

階段やエスカレーターで傘を地面と平行に持っている方がいますが、その後ろにいる方は怖いですね。目の前に傘の先があるのですから。

それを「あとつつき」といいますが、特に意識して傘の先は地面を指すよう持ちたいものです。そんなあなたの姿、きっと素敵ですよ。

相手へのおもいやりがその「しぐさ」にあらわれているのですから。

岸 正則

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